感動していることに照準を当てて語順を考えるの最近のブログ記事

語順を変える

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「柔らかき若葉のかげり溢れおる上宮に立てば我が身とけゆく」(がんこきよ)
数年前に写真を始めたころ、新緑の季節にカメラを持って、近郊の山に登り地元の神社の上宮に着いたとき、余りにも新緑が綺麗でその中に吸われていく様に感じました。添削宜しくお願いします。

これは数年前の、新緑の候の想い出なのですね。お作、語順を変えるとすっきりします。

添削:
「上宮に立てば若葉の柔らかきかげり溢れて我が身とけゆく」(がんこきよ)

語順

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「羊水に眠れるやうにヴェネツィアの埠頭のよひに波音を聴く」(むぎぶどう)
昨日の先生の推敲歌を素晴らしいと思いましたので、もう一首詠んでみました。 過去の体験をベースにしてはおりますが、想像をふくらませた部分もございます。日が暮れてしばらくの時間帯、 雄大でありながらも人を包み込むような運河のイメージを描きたいと思いました。

これも詠もうとされていることは短歌によく合いますが、語る順序が逆のようです。「ヴェネツィアの埠頭のよひに波音を聴」いていると 「羊水に眠れるやう」だ、と詠まれた方が、訴える力が増すでしょう。ご自分で推敲してみて下さい。

「ヴェネツィアの埠頭のよひに波音を聴けり胎児の眠れるがごと」(むぎぶどう)
ご指導ありがとうございます。先生のご指摘をふまえて推敲してみました。
短歌と関係ありませんが、帰省した妻子の後を追って私も千葉に行ってまいりました。 家内の実家で鰹と蛸の刺身を食べ、ビールも飲ませていただきました。

奥さんの実家で歓待を受けたのですね。

添削:
暮れてゆくベニスの埠頭に波音を聴きをり胎児の眠れるごとく」 (むぎぶどう)

梵焼の煙立ちゐる立木寺に来し方謝しつつ護符を焼べる
初詣でに去年のお札を納めに行きました。その時にお札を寺庭のおいて
感謝を込めて燃やしました。立木寺は厄避けの観音寺です。
宜しくお願いします。

「初詣でに去年のお札を納め」、それを焼くことを梵焼(ぼんせう)と言っておられますね。最後の「焼べる」の読みは「くべる」ですね。炉に薪をくべる、というときのそれ。ただ、「焼べる」(正しくは「焼ぶる」)ですと連体形ですね。ここを連体形にする必然性は感じられません。添削では語順を変えて、もっとすっきりさせます。

添削(改作):
立木寺に来し方謝しつつ去年(こぞ)の護符焼(く)べけり梵焼(ぼんせう)の煙立つ中へ」(比叡)

言葉の順序

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夕映えの空をそびらに黒々と裸木の梢は繊細なりし」(アン)
細やかな枝が夕焼け空に浮き立って美しいなあと思います。

これは午後ウオーキングしているとよく見掛ける風景ですね。「黒々と」と「繊細」という写生が離れているのが気になるし惜しいですね

添削:
夕映えの空をそびらに黒々と繊細にして裸木の梢」(アン)

推敲の仕方

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「隣家より届けられたるブロッコリーは緑(あお)鮮やかに茹であがりたり」 (すみえさん2001年12月12日

前三句がいま一つですが、後ニ句はいいですね。「茹であがりたり」と言い切って、感動を伝えることに成功しています

添削
「隣家より頂きもののブロッコリー 緑(あを)鮮やかに茹であがりたり」 (すみえ)

推敲の仕方

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「涼やかに語る尼僧の影ゆれて み堂に漏れ来る光 幾すじ」 (かすみさん2001年7月31日

またまたいい視点ですね。これは前後を逆にした方がいいでしょう。

添削
「光・風 み堂に差しきて涼やかに語る尼僧の影ゆれにけり」 (かすみ)

風を入れることで影の揺れが理解され、前後を入れかえることで尼の影が絞られてきました。尼の影と、光の射し具合の二つを主張したのが無理でした。 ありがとうございました。

推敲の仕方

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 「池の面に淡きピンクの蓮の花ポンと音たて開く花びら」 (栗太朗さん2001年7月21日)
毎日30度を遥かに超える猛暑が続いています、半ズボンとランニングシャツで頑張つています、こんなとき私の近くに蓮池が有りそこで蓮の花のポンと音立てて花の開くのを木陰から時たま渡つて来る風に涼しさを求めながら、その瞬間を見るのも又た一風の味があります。 「の」が重なり過ぎですか風景詠は難しいです、まだまだ私には無理の様です、お教えください 

蓮がポンと音をたてて花ひらくことに感動されていますね。それなら淡いピンクだと分かっている花が開く、とするより、開いてから「淡いピンク」だと知る、というように語順を変えるのが、より感動的でいいですね

添削・改作
「時おきてポンと音たて淡紅のおほ華ひらく蓮に癒やさる」(栗太朗)
             (おほ華=おほばな;大きい花)

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