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単なる事実報告?

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「丸ごとに柿をかじれば半渋でシブシブ顔して種だけ捨てる」(伊那佳)No.2
最初は:「丸ごとに柿をかじれば半渋でもったいないのでシブシブ食べる」No.1
*本当はNo1が実感でしたが<もったいないので>がセコい感じもするのでNo.2に変えました。
甘柿を植えたはずですが、半渋柿になってしまいます。高冷地向きでなかったのか?品種改良ミスなのか解りません。生で食べれば甘渋いです。干し柿用には糖分が多いので色黒になりカビが生えやすいので苦労します。秋には美しく、小鳥が喜んでくれます

甘柿のつもりだったのが甘渋柿が生ったのですね。干し柿にしてもせいぜい小鳥の餌。もったいないから、渋みを我慢してとにかく(種以外は)全部食べたと。食べてみれば結構イケて、文字通り三船敏郎や高倉健のような渋みのある柿だった・・・ならいいのですが。お作、「丸ごとに」の「に」は変ですね。柿を丸ごと食べるというのは、一口で全部を口に入れる、という意味ではなく、皮も剥かず、幾つかに切ることもせず、丸い形のまま食べる、ということですね。一口齧れば自分の歯型がくっきりとつきますね。「シブシブ顔」は、解からないでもない造語ですが、歌語としてのきれいさに欠けますね。「お金をシブシブ出す」といった言葉もありますしね。さらに、NO.1にしろNo.2にしろ、詩に成りきらず、単に事実報告になっていませんか?ご趣旨を生かしつつ、少しは短歌らしくしますと・・・

改作例(口語新仮名):
「大口あけ柿を齧れば甘渋で顔ゆがめつつ食べおおせたわ」

先生お恥ずかしいことをお聞きします。昨日添削いただいた「闇空より襲ふがに立つ鉄塔の雨弾く音が頭に落ちくる」の初句は?やみぞら?と読めばいいのでしょうか?辞書をみたのですが無かったものですから。(微笑女2006/07/20)

そうです、「やみぞら」です。辞書にない、とのことですが、これぐらいですと造語というほどではないですね。短歌における造語は多いですが、茂吉の「逆白波」などが有名ですね(「最上川逆白波の立つまでに吹雪く夕べとなりにけるかも」)。もちろん、安易に造語するべきではありません。なお、歌語(句語)で辞書にないものはたくさんあります。その意味では短歌(や俳句)などは特殊世界かも。

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